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長野の工場の屋根遮熱とは?効果やメリットを解説

工場や倉庫での夏の暑さ対策、室温の上昇対策、省エネ対策などへの有効な手段のひとつが屋根の「遮熱塗装」です。長野の工場の屋根に遮熱塗装を導入することで、室内の快適な環境の維持や省エネ面を含め、さまざまなメリットが得られます。今回の記事では、長野で工場の屋根に遮熱塗装を導入すると得られる、具体的な効果やメリットについて解説します。工場の屋根からの熱にお困りの際には、ぜひ参考にしてください。

 

遮熱塗装とは

塗装

遮熱塗装とは、太陽光に含まれる赤外線を反射する効果を持つ高反射率塗料で施工する塗装のことです。高反射率塗料は遮熱塗料とも呼ばれ、JIS規格では「K5676」と定義されています。

 

遮熱塗装を屋根や外壁に行うことで、太陽の熱を反射できるようになります。そのため、遮熱塗料を使用していない外壁や屋根の塗料よりも、外壁や屋根に熱が伝わりにくくなります。特に工場の屋根は金属製であることが多く熱伝導性が高いため、直射日光の当たる屋根に遮熱塗装を行うことで屋根が熱くなりにくくなり、室内の温度の上昇を抑えることが期待できます。

 

遮熱塗装によって、塗装をした表面温度は最大-20℃の温度を下げることができ、室内では3℃前後の温度変化が得られると言われています。

 

工場の屋根遮熱塗装によって得られる効果

工場

工場の屋根に遮熱塗装を行うことで、さまざまな効果が得られます。具体的な効果を順に解説します。

 

工場の室内温度の上昇を抑制できる

遮熱塗装を行うと、塗料に太陽光の赤外線を反射する機能が付与されます。太陽光の赤外線を反射するため、屋根材に熱が移るのを防ぎ、工場の室内の温度上昇を抑えられるでしょう。特に夏場の日中、太陽光が直接当たる工場の屋根の温度は70℃以上に達するとも言われています。工場の屋根に遮熱塗装を行えば、日差しの強い夏場でも工場の室内を適温に保つことに役立つでしょう。

 

電気の使用量を削減できる

遮熱塗装を施した屋根は、表面温度が低くなります。工場内への熱伝導を抑えられるため、室内の温度も下がります。冷房の使用頻度も減るため、電気の使用量の低下にもつながるでしょう。省エネにより環境に寄与できるのはもちろん、月々の電気代のコスト削減も可能です。

 

近年は社会情勢の変化や物価の高騰により電気代は値上がりが続いています。遮熱塗装を採用することで、冷房や空調のコスト高の問題解決につながることが期待できるでしょう。

 

塗膜の劣化や損傷防止

 

 

塗料の機能性を維持し、メンテナンス性を高める効果も遮熱塗装にはあります。

 

工場の屋根に遮熱塗装を導入するメリット

工場の屋根に遮熱塗装を導入することで、さまざまなメリットが得られます。具体的な遮熱塗装のメリットを解説します。

 

暑さや熱中症対策になる

夏場の工場の屋根は外気温の暑さと日差しの強さにより、表面温度は70℃以上に達することもあると言われています。特に熱伝導性の高い金属や、遮熱性の低い厚みのない屋根材を採用している場合、太陽光による熱は工場の室内へ容易に侵入してしまうでしょう。

 

工場の屋根や外壁に遮熱塗装を施せば、工場や倉庫の室内温度の上昇を抑制することにつながります。工場内での暑さや熱中症対策にもつながり、従業員の安全や健康を守る職場づくりにも役立つでしょう。

 

生産性の向上

遮熱塗装によって工場内の湿度の温度上昇を防げば、従業員が快適に働ける職場環境を維持できます。暑さによる不快感がなくなり、個々での暑さ対策の必要もなくなるため、工場内の稼働率の上昇や生産性の向上にも期待できるでしょう。

 

また、室内温度の上昇により、工場内の機器に不具合や故障が出ることがあります。熱暴走や温度上昇によって機器が停止すると、当然ですが工場のラインも一時的に止まってしまいます。遮熱塗装により熱や温度による機器の故障も未然に防止することで、スムーズな工場の稼働を維持できるでしょう。

 

光熱費が削減できる

遮熱塗装を行うことで、屋根や外壁からの工場内部温度上昇を防げます。空調や冷房の効率も上がるため、電気代をはじめとした光熱費のコスト削減にもつながるでしょう。「冷房がなかなか効かない」「空調をフル稼働しているので毎月の電気代が高い」といった悩みをお持ちなら、遮熱塗装を検討してみても良いでしょう。

 

特に近年は温暖化による気候変動により、夏場の日差しの強さや気温も年々上昇しています。従来の業務用エアコンでは効率的な冷房効果を得られないことも多いです。遮熱塗装を取り入れることで、冷房効率も上がり電気代や光熱費の抑制にも役立つでしょう。

 

外壁や屋根のメンテナンス性が上がる

遮熱塗装は、赤外線を反射する以外にも外壁や屋根にさまざまな機能を付帯できます。たとえばサビの発生や吸水を抑制するなどです。屋根の劣化の原因を防げることに加えて、赤外線や熱による塗膜の劣化も防げます。

 

塗料の持つ機能性が長く持続できるようになるため、塗料の耐久性も上がり外壁や屋根のメンテナンス性の向上にもつながります。定期的な塗装の間隔が長くなるため、塗装によるランニングコストの削減にも役立つでしょう。

 

原材料や製品の品質保持

工場で取り扱う製品や原材料によっては、熱で変質・変形したり、気化したりといった性質を持つものもあります。遮熱塗装を行うことで工場室内の温度上昇の抑制や冷房効率の工場につながるため、熱や高温による製品や原材料の劣化や変形の防止にもつながります。製品や原材料の品質保持の面でも、遮熱塗装は役立つでしょう。

 

環境への貢献につながる

遮熱塗装によって冷房効率が上がれば、空調の使用によって排出されるCO2の量の削減にもつながります。また、工場が都市部にある場合は遮熱塗装によって建物の蓄熱が防げるため、周辺の温度上昇を引き起こすヒートアイランド現象の防止にも寄与します。遮熱塗装を通じて、環境への配慮や持続可能な社会への貢献にもつながるでしょう。

 

近年、 持続可能な社会の実現のために「SDGs」の各目標へ取り組む企業も増加しています。企業としてSDGsに取り組む場合にも、工場の屋根への遮熱塗装が目標達成への手法のひとつとして有効です。

 

 

まとめ

 

工場の屋根や外壁へ遮熱塗装を行うと得られる効果や具体的なメリットを解説しました。遮熱塗装を行うことで冷暖房効率アップによる光熱費の削減、塗料の機能性の向上や劣化防止によるメンテナンスコストの抑制といったコスト面から、従業員が快適に働ける職場づくり、製品や原材料、機器の品質保持、環境への貢献などさまざまなメリットが得られます。夏の暑さや室内の温度上昇にお悩みなら、ぜひ遮熱塗装を検討してみましょう。

 

長野の工場の屋根への遮熱塗装をご検討なら「中村塗装店」へぜひご相談ください。屋根の素材や状態を踏まえて、最適な塗料の選定やプランのご提案を行います。ご相談や見積もり、点検は無料です。お気軽にお問い合わせください。

 

 

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よくある質問Q&A

工期はどのくらいかかりますか?

工事に内容によって様々ですが、一般的な塗装工事ですと2週間から3週間程になります。

現場調査から見積までどれくらいかかりますか?

建物の大きさや、お出しする資料のご要望によって若干の違いはありますが、7日から10日ほどで提出させていただいております。

安全管理の体制はどのようになっていますか?

中村coatechでは作業員名簿をはじめ、危険予知活動日報といった安全管理を目的とした書類の作成・管理を徹底しております。

自社の倉庫・工場の状態を知りたいのですが、調査のみ行っていただくことは可能でしょうか。

現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。
ご連絡をお待ちしております

自社工場の初めての塗装でわからないことが多いのですが、施工中でも営業活動は可能なのでしょうか。

詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。

万が一施工後に追加で気になる劣化箇所等が出た場合、どちらへお問合せすればよいでしょうか。

基本的にはすべて中村coatechにて承っております。その後、各担当者等への手配も弊社にて実施いたしますのでご安心ください。