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工場の遮熱シート施工費用はいくら?光熱費以外の見落としがちなコストも解説
エアコンをフル稼働させても工場内が涼しくならない。スポットクーラーを増やしても、効果が実感できない。そんな暑さ対策の悩みに対して、「遮熱シート」という選択肢を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、やはり気になるのは費用のことだと思います。この記事では、工場への遮熱シート施工費用の考え方をはじめ、電気代削減によるROI(投資対効果)の計算方法、補助金活用の可能性、他の暑さ対策との比較、そして施工中の稼働への影響まで、導入を検討するうえで必要な情報をまとめました。
工場の設備投資を検討している経営者の方、施設管理を担当されている方で、費用対効果に確信を持って意思決定をしたいという方に向けた内容です。
工場の遮熱シート施工費用の相場
工場への遮熱シート施工費用は、施工面積・施工箇所・シートの種類によって大きく異なります。そのため一律の金額をここでお伝えすることは難しく、正確な費用については現地調査でのお見積もりをお勧めしています。
とはいえ、どのような要因で金額が変動するかを知っておくことは参考になると思いますので、ここでは費用を左右する3つの要因を整理します。
費用を左右する3つの要因
工場への遮熱シート施工費用は、主に次の3つの要因によって変わります。
- 施工面積:シートの使用量が変わるため、面積が大きいほど総額は上がりますが、1平方メートルあたりの単価は下がる傾向にあります
- 施工箇所:屋根の高さや形状によって足場の要否が変わります。また屋根の種類によって適用できる工法が変わるため、費用が変動します
- シートの種類:サーモバリアの商品ラインナップによって単価が異なります
さらに、屋根がさびている場合には下地処理としてさび止め処理が必要になり、1平方メートルあたり900円〜1,000円ほどの追加費用が発生することがあります。
これら3つの要因と下地の状態を踏まえた正確な費用については、現地調査でのお見積もりでご確認いただくことをお勧めします。

活用できる補助金があれば、実質コストをさらに抑えられます
省エネ設備への投資は、国や自治体の補助金の対象になる場合があります。遮熱シートの施工も対象になるケースがあるため、導入を検討される際には確認しておくとよいでしょう。
補助金の有無や条件は、年度や地域によって異なります。利用できる制度がないか、事前にお調べになることをおすすめします。詳しい制度の内容については、各制度の窓口にご確認ください。
遮熱シート導入で得られる光熱費削減効果
遮熱シートを導入すると、冷房効率があがり、光熱費削減が期待できます。ここでは光熱費削減の考え方と、ROI(投資回収)の計算方法をご紹介します。
光熱費の削減効果の目安
遮熱シートで光熱費を削減できるのは、屋根から伝わる輻射熱を大幅にカットするためです。実証実験の結果として、光熱費約30%削減という数値が確認されています。

ただし、この30%という数値は実証実験の環境下で得られたものであり、工場の断熱状況や使用状況によって結果は異なります。
光熱費削減額の目安は、以下のような計算式が考えられますが、自社の状況に合わせた削減率で算出することが重要です。
「夏季3ヶ月間のエアコン電気代 × 削減率 = 年間削減額の目安」
中村コーテックでは、空調の消費電力や電気料金、想定される使用方法(稼働時間や設定温度など)をもとに、自社工場でのCO2・消費電力削減効果をシミュレーションすることも可能です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
投資回収期間のシミュレーション例
また、投資回収期間は、次のような式で考えることができます。
「施工費用の総額 ÷ 年間の光熱費削減額 = 投資回収年数(投資した費用が年間の節約額で回収できるまでの年数)」
空調設備は、導入後に稼働をすればするほどランニングコストがかかります。一方、遮熱シートは施工後のランニングコストはほとんどかかりません。むしろ、暑さの主な原因である輻射熱を遮断するため、冷房効率が高まり、毎月の光熱費が削減効果が期待できます。
そのため、長期的な視点で考えると、数年で投資回収できるケースもあります。
電気代削減以外の経済効果
遮熱シート導入の効果は、電気代の削減だけではありません。以下の効果も含めてトータルで評価することをお勧めします。
- 従業員の熱中症リスク低減:労災費用や、離職した人材の再雇用にかかる採用コストの削減につながります
- 精密機械・製品の品質維持:熱による変形が原因の不良率低下や、設備の長寿命化が期待できます
- 熱中症対策義務化への対応:法令によって対応が求められるようになったため、遮熱シート導入がそのまま対応策の一つになりえます
- 取引先のCSR要件への対応:省エネ設備投資が脱炭素対応として評価されるケースがあります。大手企業を中心に、取引先のサプライチェーン全体に環境配慮を求める動きが強まっています
2025年6月施行の改正労働安全衛生規則により、熱中症対策への対応が法令上求められるようになりました。また、取引先から脱炭素対応を求められるケースも増えており、遮熱シートへの投資はコンプライアンス対応・CSR対応としての側面も持っています。
電気代の削減だけで見ると費用対効果が分かりにくい場合でも、これらの効果を含めてトータルで評価するとよいでしょう。
冬の暖房費削減にも効く!遮熱シートの年間費用対効果
遮熱シートが効果的なのは、夏の冷房費削減だけではありません。冬は室内の暖気を逃がしにくくするため、暖房費の削減にも効果があります。年間を通じた費用対効果で考えると、投資回収がさらに早まる可能性があります。
遮熱シートには、あわせて結露の防止効果もあります。結露は精密部品や食品の品質を損なうリスクがあるため、この副次的な効果も期待できます。

夏の暑さ対策と同時に冬の寒さ対策にもなるという視点で費用対効果を考えると、投資の合理性がより明確になります。
遮熱シート・遮熱塗料・断熱材を費用と効果で比較
工場の暑さ対策には、遮熱シートの他にも遮熱塗料・断熱材など複数の選択肢があります。それぞれに特徴があり、予算や建物の条件によって最適な選択は変わるため、一概にどちらが優れているとは言えません。ここでは、それぞれの特徴や効果の違いを整理して解説します。
遮熱シートと遮熱塗料・断熱材の効果の違い
暑さ対策・寒さ対策の効果の面で、遮熱シートと遮熱塗料・断熱材には次のような違いがあります。

断熱と遮熱は、そもそも仕組みが大きく異なり、抑えられる熱が異なるため、お困りごとの内容や建物の状況によって適切な対処法を選択する必要があります。
遮熱シートと遮熱塗料についても、同じ遮熱効果が期待できますが若干仕組みが異なっているため、輻射熱をカットする性能や、保温効果の面で違いがあります。
一方、遮熱シートは基本的に銀色のシートになりますが、遮熱塗料は色を選ぶことができます。景観条例や周辺環境への配慮が必要な場合など、条件によっては遮熱塗料の方が適する場合もあります。
予算や建物条件で選ぶ最適な組み合わせ
中村コーテックは塗装と遮熱シートの両方を扱っているため、次のような組み合わせのご提案も可能です。
- 屋根にサーモバリア(遮熱シート)+外壁に遮熱塗装:暑さ対策と外観改善を両立できます
- 景観条例により遮熱シート(銀色のシート)を選択できない場合は、遮熱塗料で対応
どの組み合わせが合っているかは、工場の状態・予算・立地条件によっても異なりますので、まずは無料の現地調査・ご相談をご利用ください。
施工中の生産ラインへの影響を最小化する工法の選び方
工場に遮熱シートを施工する際に多くの経営者が気にするのが、「施工中に生産ラインを止めなければならないか」という点です。生産ラインを止めると、その間の生産量・売上・納期に影響が出ます。これは工事費用の見積もりには含まれない、いわば隠れたコストです。
一般的な遮熱シートは、屋根裏に遮熱シートを施工するため、作業スペースを確保するために工場の稼働を停止したり、機械を動かしたりする必要があるケースが多いです。
一方で、中村コーテックが取り扱っている遮熱シート「サーモバリア」は、屋根上に遮熱シートを施工する工法で対応することができます。工場の稼働を止めずに施工ができれば、このコストを最小化することができます。屋根の種類によっても対応可能な工法が異なるため、以下に解説します。
折半屋根への施工は、スカイ工法で工場の稼働を止めない
折半屋根には、サーモバリアの「スカイ工法」(折半屋根に特化した特許工法)で施工することが可能です。屋根の上から施工するため工場内への立ち入りが不要となり、稼働を止めずに施工することができます。

スレート屋根への対応工法
スレート屋根にはスカイ工法は使用できませんが、屋根の上から新しい外装材を被せる「カバー工法」であれば、稼働を継続したまま施工できる可能性があります。

スレート屋根はいずれ改修が必要になるものなので、改修のタイミングで遮熱シートを併せて導入することでコストを最適化できます。
工場の遮熱シート施工で失敗しない業者選びの4つのポイント
遮熱シートの品質はメーカーが保証しています。だからこそ業者選びの際は、フラットに自社の状況にあった提案ができるかどうかを確認するとよいでしょう。
メーカー認定代理店かどうか
まず確認したいのは、その業者がメーカーの認定代理店かどうかです。認定代理店は正規の施工トレーニングを受けており、正規製品を適切な方法で施工できます。非認定業者では、サーモバリアのスカイ工法など、取り扱うことができない工法もあります。
施工不良による剥がれなどが起きると、せっかくの遮熱効果が十分に得られなくなる可能性もあるため、メーカーの認定を受けた代理店に施工を依頼すると安心でしょう。
建物全体を診断し、複数の手段をフラットに提案できる総合力があるか
遮熱シートの施工する前には、施工箇所の状況を確認する現地調査を行います。その際に、屋根の劣化状況・雨漏りリスク・工法の適否を正確に判断できる建物知識が必要です。予算や建物条件によっては、遮熱シート単体よりも遮熱塗料や断熱材と組み合わせるほうが効果的な場合もあります。
また、塗装・板金・防水なども扱える業者であれば、建物全体の状態から必要な提案をすることができます。遮熱シートを施工する際に組む足場を活用し、他の修繕施工を対応できる場合もあるため、コストを抑えて建物の状態を整えることができます。
地元拠点・アフターフォローの継続性
技術力と同じくらい重要なのが、施工後のアフターフォロー体制です。遠方の業者は、物理的な距離が離れている分、施工後に何かあった際の対応が遅くなってしまう可能性があります。
何かあった時にどのように対応してもらえるのか、廃業のリスクがないかなどの観点から確認しておくとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
遮熱シートの耐用年数はどれくらいですか?
サーモバリアの耐用年数は7年〜10年が目安です。
工場の一部だけに施工できますか?
建物の形状によります。形状によっては、部分的な施工ができない場合があります。施工できる場合であっても、熱が施工していない部分から伝わってしまうため、効果が多少落ちる可能性があります。まずは現地調査で施工の可否をご確認ください。
自分の工場の屋根はどの工法での施工になりますか?
屋根の種類(折半屋根・スレート屋根など)によって、適用できる工法が変わります。どの工法が適用できるかは現地調査で確認いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
遮熱シートで雨漏りは防げますか?
スカイ工法のみ、雨漏り防止効果が期待できます。
中村コーテックは塗装・板金・防水工事も自社で対応できるため、雨漏りが懸念される場合は、遮熱シートの施工と同時に修繕対応のご相談をすることも可能です。
サーモバリアの効果を体感することはできますか?
はい、中村コーテックではサーモバリアの無料デモ体験を行っています。デモ体験では、実際の折半屋根をイメージした模型を使用して、遮熱シートを施工したものと施工していないものでどれくらい温度が変わるかを実際に体感していただけます。
実際に体験いただいたことで、「こんなにも効果が出るのか!」と驚かれることが多いです。ご興味のある方は、ぜひ一度ご連絡ください。
まとめ
工場の遮熱シート導入は、費用の変動要因を理解し、光熱費削減以外の効果まで含めて検討することで、より納得感のある投資判断につながります。
空調設備の稼働と違い、一度施工したら中長期的に光熱費削減効果が期待できるため、長期的な視点で検討するとよいでしょう。気になる方は、CO2・消費電力削減効果シミュレーションも実施していますので、お気軽にご相談ください。
よくある質問Q&A
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詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。
