現場ブログ
- 遮熱シート
- 基礎知識
- 屋根塗装
- 外壁塗装
- 雨漏り修繕
工場・倉庫の結露対策|原因は屋根の温度差?換気だけで防ぎきれない理由
冬の朝、工場や倉庫の天井からポタポタと水滴が落ちてきて、製品や段ボールが濡れてしまう。換気や除湿機を試しても改善しない結露にお悩みではありませんか?
工場の結露は「湿気」と「温度差」の2つが重なって起きます。換気や除湿機は湿気を減らす対策なので、屋根や天井が外気で冷やされる「温度差」が原因の場合は、それだけでは再発しやすいのです。結露を根本から抑えるには、屋根・天井の温度差を小さくする建物側の対策が欠かせません。
この記事では、工場・倉庫で結露が起きる仕組みから、見直したい運用面の対策、屋根・天井の温度差を小さくする根本対策、雨漏りとの見分け方までを、工場・倉庫の改修現場での経験をもとに解説します。
工場・倉庫で結露が起きる原因は「湿気」と「温度差」
結露は「湿気」と「温度差」の2つがそろうと起きます。そのため対策も、「湿気を減らす」方向と「温度差を小さくする」方向の2つに分けて考えると整理しやすくなります。特に工場では、外気で冷えた屋根の裏側に、室内の暖かい空気が直接触れることが結露の大きな原因になっています。
結露の仕組み|暖かく湿った空気が冷たい面に触れると水滴になる
空気は、温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。空気が含める水蒸気の上限を「飽和水蒸気量」といい、暖かい空気が冷やされてこの上限を超えると、含みきれなくなった水蒸気が水滴に変わります。この水滴に変わり始める温度を「露点」と呼びます。
冷たい飲み物を入れたグラスの表面に水滴がつくのも、同じ仕組みです。グラスに触れた周りの空気が冷やされて露点を下回り、空気中の水蒸気が水滴になってグラスにつきます。
工場や倉庫では、暖房や機械の熱、人の出入りによって暖められた湿った空気が上昇し、天井付近にたまります。この空気が、外気で冷やされた屋根の裏側に触れることで、屋根裏に大量の結露が発生するのです。

工場・倉庫が結露しやすい3つの理由
住宅や事務所と比べて、工場や倉庫は構造的に結露が起きやすい建物です。主な理由は次の3つです。
1. 天井が高く、暖かく湿った空気が上部にたまる
工場や倉庫は天井が高く、間仕切りも少ないため、暖められた空気が上へ上へと移動し、天井付近にたまりやすくなります。床付近は寒いのに、天井付近だけが暖かく湿った状態になりやすいのが特徴です。
2. 窓が少なく換気しにくい
防犯や温度管理、衛生管理の理由から、工場や倉庫は窓が少ない、または開けられないケースが多くあります。そのため室内の湿気が外に逃げにくく、こもりやすくなります。
3. 天井や断熱材がなく、屋根の裏側がむき出しになっている
一般的な住宅や事務所は、室内側から「天井→断熱材→屋根」という構造になっています。一方で工場や倉庫は、天井や断熱材がなく、室内から屋根の裏側が直接見える建物が多くあります。
折板屋根やスレート屋根などの金属・薄い屋根材は外気の影響を受けやすく、冬は外の冷たさがそのまま屋根の裏側に伝わります。天井という緩衝材がないため、冷えた屋根の裏側に室内の暖かい空気が直接触れ、結露が起きやすくなるのです。
結露が起きやすい場所とタイミング
工場・倉庫の中でも、結露が起きやすい場所とタイミングには傾向があります。
| 主な内容 | |
|---|---|
| 起きやすい場所 | 天井・屋根裏、外壁際、シャッター周辺、床 |
| 起きやすいタイミング | 冬の夜間〜朝方(屋根が冷え込む時間帯)、暖房をつけたとき、稼働停止後、洗浄・蒸気を使う作業の後、夏の冷房時(夏型結露) |
特に冬は、夜間から朝方にかけて屋根が冷え込みます。そこへ朝から暖房をつけて室内を暖めると、屋根の裏側との温度差が一気に大きくなり、天井から水滴が落ちてくることがあります。
実際にあったご相談事例|積雪地域で大型の暖房器具を使う工場の結露
中村コーテックにも、結露をきっかけにしたご相談が数多く寄せられています。寒さの厳しい長野県では、工場の結露は決して珍しい悩みではありません。
ある工場は、長野県内でも雪の多い地域にありました。冬は屋根に雪が積もるため、屋根そのものが冷え続けます。一方で室内では、作業する人が寒くないようにジェットヒーター(大型の燃焼式暖房器具)を20台ほど稼働させていました。
暖められた空気は天井へと上がり、雪で冷えた屋根の裏側に触れて結露します。この工場では天井の結露がひどく、屋根裏の断熱材が剥がれるほどの状態になっていました。さらに、毎日大量の燃料を使うため、暖房費も毎月相当な負担になっていたそうです。
このように、「屋根が冷える」条件と「室内を強く暖める」条件が重なると、結露は深刻になりやすいのです。
工場の結露を放置するとどうなる?4つのリスク
天井から落ちる水滴は、拭き取れば一時的には収まります。しかし結露を放置すると、製品や段ボールが濡れてカビやサビが発生するなど、工場の運営にさまざまな影響が出てきます。さらに、屋根裏の断熱材が剥がれると、結露はさらにひどくなるという悪循環に陥ることもあります。ここでは、結露を放置した場合の4つのリスクを紹介します。
製品・段ボールの濡れ、カビ・サビによる品質トラブル
天井から落ちた水滴が製品や原材料、梱包用の段ボールにかかると、濡れや汚れによって出荷できなくなることがあります。湿気が続けばカビが発生し、金属部品や設備にはサビが出ることもあります。
特に、食品や精密部品を扱う工場では、カビやサビ、異物の混入は品質管理上の大きな問題です。精密機械や食品加工の工場が多い諏訪・岡谷エリアでも、結露は品質に直結する課題といえます。
作業者の頭上に水滴が落ち、作業や安全に支障が出る
稼働中に作業者の頭上へ水滴が落ちてくると、その場所では作業を続けられなくなります。結露を拭き取ってから作業に戻ることになり、そのたびに作業が中断してしまいます。
また、落ちた水滴で床が濡れると、作業者の転倒やフォークリフトのスリップ事故につながるおそれもあります。結露は品質だけでなく、従業員の安全にも関わる問題です。
屋根裏の断熱材(ペフ)が剥がれ、結露がさらにひどくなる
工場の屋根裏には、「ペフ」と呼ばれる断熱材が貼られていることがあります。ペフは発泡ポリエチレンでできたシート状の断熱材で、屋根の冷たさを和らげ、結露をある程度抑える役割を担っています。
しかし結露が多い状態が続くと、ペフは水分によって剥がれてきてしまいます。ペフが剥がれると屋根の鉄板がむき出しになり、それまで多少は抑えられていた結露がさらにひどくなります。剥がれたペフが落下する危険もあります。
下の写真は、中村コーテックに結露のご相談をいただいたお客様の工場で、実際に撮影したものです。屋根裏のあちこちでペフが剥がれているのがわかります。

設備の不具合と、屋根・鉄骨の腐食
水滴が電気設備や機械にかかると、不具合や故障の原因になるおそれがあります。また、屋根の裏側や鉄骨が常に濡れた状態になると、サビや腐食が進みやすくなります。
建物の劣化が進むほど、修繕が必要な範囲は広がりがちです。被害が小さいうちに原因へ手を打つことが、結果的に建物を長持ちさせることにつながります。
天井から水滴が落ちる…結露か雨漏りかの見分け方
天井から水が落ちてくる原因は、結露だけではありません。屋根の劣化などによる雨漏りでも、同じように天井から水滴が落ちてきます。結露だと思って除湿機を導入したのに、実は雨漏りだったということにならないよう、まずはどちらが原因かを見分けることが大切です。
見分けるときの基本は、雨が降っていないのに水滴が落ちるなら結露の可能性が高いということです。また、雪の多い地域では、結露と間違えやすい「すが漏れ」という現象にも注意が必要です。
結露と雨漏りを見分けるチェックポイント
水滴が落ちてくる状況を観察し、次のポイントを確認してみましょう。
| 確認するポイント | 結露の可能性が高い | 雨漏りの可能性が高い |
|---|---|---|
| 天気との関係 | 晴れの日でも水滴が落ちる | 雨の日や雨の後だけ水滴が落ちる |
| 暖房との関係 | 暖房をつけたときに水滴が落ちる | 暖房の使用と関係がない |
| 時間帯 | 冷え込んだ朝に多い | 時間帯に関係なく、雨に合わせて発生する |
| 水滴の出方 | 天井一面に細かく水滴がつく | 一か所、または特定の場所に集中して落ちる |
判断に迷うときは、水滴が落ちた日の場所・時間帯・天気・暖房の使用状況をメモし、写真を撮っておくと、原因を特定する手がかりになります。
ただし、これらはあくまで目安です。結露と雨漏りが同時に起きているケースもあるため、最終的な判断は専門業者に相談することをおすすめします。
寒冷地の冬は「すが漏れ」にも注意
雪の多い地域では、「すが漏れ」と呼ばれる現象が起きることがあります。すが漏れとは、屋根に積もった雪が室内の熱などで屋根側から溶け、その水が軒先で再び凍ってせき止められることで、行き場を失った水が屋根の継ぎ目などから室内に入り込む現象です。
すが漏れは雨が降っていなくても起きるため、結露と間違えやすいのが特徴です。先ほどご紹介した、ジェットヒーターを多く使っていた工場でも、軒先につららや氷ができていたといいます。室内を強く暖める工場ほど屋根の雪が溶けやすく、すが漏れが起きやすいと考えられます。

結露・雨漏り・すが漏れでは、必要な対策がそれぞれ異なります。原因がはっきりしない場合は、屋根の状態も含めて専門業者に確認してもらいましょう。雨漏りのリスクについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
雨漏りを放置した企業が後悔する5つの経営リスク|工場・倉庫・店舗オーナー様へ
まず見直したい、運用面の結露対策
大がかりな工事をする前に、まずは日々の運用で見直せる対策から確認してみましょう。基本は、換気・除湿機・空気の循環で湿気を減らすことです。あわせて、燃焼式の暖房器具は、それ自体が結露の原因になりやすい点にも注意が必要です。
ただし、ここで紹介する対策は主に「湿気」を減らすためのものです。屋根の冷え込みによる「温度差」が主な原因の場合は、運用の見直しだけでは結露を止めきれないこともあります。
換気で湿気を外に逃がす
もっとも基本的な対策は、換気によって室内の湿った空気を外へ出すことです。窓や出入口を開けるときは、対角線上にある2か所以上を開けると空気の通り道ができ、効率よく換気できます。換気扇を使う場合も、吸気と排気のバランスを意識しましょう。
ただし冬は、冷たい外気を入れすぎると室内の温度が下がり、かえって温度差が大きくなることもあります。換気の時間やタイミングを調整しながら行うことが大切です。
業務用除湿機で湿度を管理する
換気が難しい工場や、湿気がこもりやすい場所では、除湿機で湿度を管理する方法があります。広い工場では家庭用の除湿機では力不足になりやすいため、業務用の除湿機を選びましょう。
業務用除湿機には床置き型や天井吊り型などの種類があり、対応できる広さもさまざまです。購入だけでなく、結露が起きやすい冬の時期だけレンタルする方法もあります。
シーリングファンで天井付近の空気を動かす
天井が高い工場では、暖かく湿った空気が天井付近にたまりがちです。シーリングファンで空気をかき混ぜると、天井付近と床付近の温度ムラが小さくなり、湿気が一か所にたまるのを防げます。
シーリングファンは夏場の空気の循環にも役立つため、暑さ対策とあわせて検討するのもよいでしょう。
応急処置として、守りたい荷物の上をシートで覆う
原因への対策ではありませんが、天井からの水滴で製品や段ボールが濡れるのをすぐに防ぎたいときは、守りたい荷物の上をシートで覆っておくと安心です。
シートを使う場合は、工場内で使うことを考えて防炎性能のある資材を選びましょう。また、高い場所に設置する作業は、安全を確保したうえで行ってください。あくまで応急処置なので、並行して原因への対策を進めることが大切です。
暖房・加湿・終業後の運用を見直す
暖房の温度を上げすぎたり、加湿しすぎたりすると、室内の空気に含まれる水蒸気が増え、結露が起きやすくなります。また、終業後に暖房を切って室内が急に冷えると、屋根や壁の表面で結露が発生しやすくなります。
温湿度計を設置して、時間帯ごとの温度と湿度を記録しておくと、どのタイミングで結露が起きているのかがわかり、原因を切り分ける手がかりにもなります。
灯油・ガスの暖房器具の使い方を見直す
ジェットヒーターや石油ストーブなど、灯油やガスを燃料とする暖房器具の中には、燃焼したガスを室内に出すタイプがあります。燃焼ガスには多くの水分が含まれているため、室内の空気が湿り、非常に結露しやすくなります。
結露を抑えるには、燃焼ガスを室内に出さない暖房器具を選ぶのが基本です。代表的なのはエアコンで、灯油やガスの暖房器具でも、燃焼ガスを屋外に排出するタイプ(FF式など)を選ぶと、室内の湿気を増やさずに暖房できます。今ある暖房器具をすぐに入れ替えられない場合も、使う台数や時間帯を見直すだけで、室内にこもる湿気を抑えることにつながります。
ただ、広い工場の暖房を見直すのは簡単ではありません。燃焼式の暖房器具で暖め続けていると、毎月の燃料代も相当な負担になります。かといってエアコンに切り替えようとすると、天井が高く広い工場で作業する人が寒くない温度を保つには、エアコンの増設や稼働時間の延長が必要になり、電気代も大きくかさみます。費用面を考えると、現実的ではないケースが多いのです。
暖房器具の入れ替えが現実的でない場合は、少し視点を変えて、建物そのものの「温度差」を小さくするという方法にも目を向けてみましょう。
根本的に止めるなら「屋根・天井の温度差」を小さくする対策を
運用面の対策を試しても結露が改善しない場合は、屋根や天井が外気で冷やされていることが主な原因と考えられます。結露を根本から抑えるには、屋根・天井の温度差を小さくする建物側の対策が必要です。
建物側の対策にはいくつかの選択肢がありますが、実は、結露対策としてよく提案される結露防止塗料は、ひどい結露を止めるほどの効果は期待しにくいのが実情です。ここでは、中村コーテックが実際の施工経験をもとにおすすめしている対策をご紹介します。
結露防止塗料・断熱塗装・断熱材は効果が限定的
工場の結露に悩んで業者に相談すると、まず提案されることが多いのが「結露防止塗料」です。屋根の裏側に専用の塗料を塗り、結露を防ぐというものです。
しかし、結露防止塗料や断熱塗装は、いわば塗るタイプの断熱材です。断熱材は熱を止めるのではなく、伝わるのを遅くするだけなので、屋根の冷たさもいずれ室内側に伝わってしまいます。仕組みとしては、屋根裏に貼られているペフと変わりません。

断熱材は厚みがあるほど効果を発揮しますが、塗料の場合はどうしても塗膜が薄くなります。多孔質ローラーという、表面の凹凸が大きい特殊なローラーを使って通常の塗装より厚めに塗りますが、それでも熱を十分に遮るには薄く、熱が伝わってしまいます。また、室内から天井に向けて塗る特殊な工法のため手間がかかるうえ、広い工場の天井全体となると、工事の費用も決して小さくありません。
中村コーテックでも結露防止塗料を取り扱っており、実際に施工したこともあります。しかし、その現場では結露は止まりませんでした。それまで結露がひどかった現場で、結露防止塗料によって結露が収まったという話も、これまで聞いたことがありません。
こうした経験から、中村コーテックでは結露のご相談をいただいても、結露防止塗料はほとんどおすすめしていません。
結露対策にはサーモバリアの「屋根下工法」がおすすめ
中村コーテックが工場の結露対策としておすすめしているのが、遮熱シート「サーモバリア」を屋根の下側に施工する「屋根下工法」です。
屋根下工法では、屋根の裏側との間に空気の層をつくり、その下にサーモバリアSやサーモバリアWを施工します。サーモバリアSやWはシートの内部にも空気層を持っているため、屋根との間の空気層と合わせて、空気の層が二重になります。空気は熱を伝えにくい性質があるため、屋根の冷たさが室内に伝わりにくくなり、室内の暖かい空気が冷えた屋根に直接触れることも防げます。
さらに、サーモバリアには室内で発生した熱を室内側に反射する働きがあります。室内の熱が外へ逃げにくくなるため、暖房器具の台数や出力を抑えても暖かさを保ちやすくなることが期待できます。燃焼式の暖房器具からエアコンへの切り替えも、現実的な選択肢になるでしょう。

雪が積もる地域では、屋根上のスカイ工法は結露対策に向かない場合も
サーモバリアには、屋根の外側にシートを施工する「スカイ工法」もあります。屋根の外側から施工できるため、工場の稼働を止めずに施工できるのが特徴です。
ただし、雪が積もる地域の結露対策としては、スカイ工法は向かない場合があります。シートの上に雪が積もると、サーモバリアに使われているアルミの熱を伝えやすい性質によって、雪の冷たさが屋根に伝わってしまうためです。屋根が冷えれば、室内の暖かい空気が触れたときに結露が起きやすくなります。
一方で、雪の少ない地域であれば、スカイ工法も結露対策の選択肢になります。アルミには、熱を伝えやすい性質がある一方で、熱を外へ放出しにくい性質もあります。雪が積もらず、冷たいものが直接触れない状態であれば、この熱を放出しにくい性質が働き、夜間に屋根の熱が空へ逃げていく「放射冷却」を抑え、屋根が冷え込むのを和らげることが期待できます。
屋根材の劣化が進んでいる場合はカバー工法という選択肢も
屋根材そのものの劣化が進んでいる場合は、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる「カバー工法」という方法もあります。サーモバリアのカバー工法では、既存の屋根と新しい屋根の間にサーモバリアを施工します。屋根と屋根の間には空気層もできるため、結露も多少は抑えられます。
屋根の状態によって適した方法は異なるため、結露対策とあわせて屋根の改修も検討している場合は、お気軽にご相談ください。
寒冷地・長野の工場で結露対策を考えるときのポイント
長野県は、内陸特有の厳しい冷え込みと雪が重なり、工場の結露が起きやすい地域です。冬は晴れた夜ほど放射冷却で屋根が冷え込み、雪が積もれば屋根はさらに冷やされます。そこへ室内を暖房で暖めるため、屋根の裏側と室内の温度差が大きくなりやすいのです。
また、同じ長野県内でも、雪の多い北部と雪の少ない南部とでは、冬の条件が大きく異なります。結露対策を考えるときは、まず自社の工場がある地域で屋根に雪が積もるかどうかを確認しておきましょう。前述のとおり、積雪の有無によって適した工法が変わるためです。
さらに、長野県は内陸に位置するため、夏と冬の気温差が大きい地域です。近年は気温の上昇が続き、真夏日の日数が過去最多となる地点が出るなど、夏の暑さも厳しくなっています。冬は結露、夏は暑さと、一年を通して屋根からの熱の影響を受けやすくなっているため、夏の暑さ対策と冬の結露・寒さ対策をまとめて考える視点が欠かせません。サーモバリアは、夏は屋根からの熱を抑え、冬は室内の熱を逃がしにくくするため、一つの対策で両方の悩みを改善できる可能性があります。
結露対策の相談のタイミング
運用面の対策を続けても改善しない場合は、建物そのものに原因がある可能性が高いといえます。除湿機やファンで改善しないなら専門業者に相談することをおすすめします。結露は放置するほど断熱材の剥がれなどの被害が広がりやすいため、早めに相談しておくと安心です。
専門業者に相談したほうがよいサイン
次のような状況に当てはまる場合は、専門業者への相談を検討しましょう。
- 結露の拭き取りが毎日の作業になっている
- 作業中に頭上から水滴が落ち、作業が止まることがある
- 製品や設備、屋根裏の断熱材に被害が出ている
- 除湿機やシーリングファンを使っても改善しない
中村コーテックは、遮熱シート「サーモバリア」の施工をはじめ、工場・倉庫の塗装、屋根や雨漏りの修繕まで対応しています。結露の原因に合わせて、建物の状態に合った対策をご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください。
【お問い合わせバナー②】
工場の結露対策に関するよくある質問
工場の結露対策について、よくいただく質問にお答えします。
Q. 工場の結露対策で一番効果的な方法は?
効果的な対策は、結露の原因や建物の状況、地域の積雪状況によって変わります。そのうえで、天井全体に結露が出ている場合は、屋根の冷え込みによる温度差が関わっていることが多いため、中村コーテックではサーモバリアの屋根下工法をおすすめすることが多いです。雪の少ない地域であれば、スカイ工法も選択肢になります。
Q. 工場内の湿度を下げるにはどうすればいい?
換気、業務用除湿機、シーリングファンによる空気の循環を組み合わせると効果的です。ただし、屋根の冷え込みが主な原因の場合は、湿度の管理だけでは限界があります。改善しない場合は、サーモバリアなどで建物の温度差を小さくする対策をご検討ください。
Q. 結露防止塗料では結露は止まらないのですか?
多少の効果はありますが、塗膜が薄く熱が伝わってしまうため、ひどい結露を止めるほどの効果は期待しにくいと考えています。中村コーテックでも結露防止塗料を取り扱っており、施工した経験もありますが、それまで結露がひどかった現場で結露が収まったという例は聞いたことがありません。そのため、ご相談をいただいても、ほとんどおすすめしていません。結露を根本的に抑えたい場合は、遮熱シート「サーモバリア」の屋根下工法など、冷えた屋根と室内の温度差を小さくする対策をご相談ください。
Q. 工場を稼働させたまま工事はできる?
工法によって異なります。屋根下工法は室内側からの施工になるため、工場の稼働を止めるか、休日に施工する形になる場合があります。一方、屋根の外側から施工するスカイ工法であれば、工場を稼働させたまま施工できます。ただし、雪が積もる地域の結露対策としては屋根下工法が適している場合もあるため、地域や建物の状況に合わせて工法を選ぶことが大切です。工事の時期や進め方は、工場の稼働状況に合わせてご相談ください。
まとめ
工場・倉庫の結露は、「湿気」と「温度差」の2つが重なって起きます。特に、天井や断熱材がなく屋根の裏側がむき出しになっている工場や、雪が積もる寒冷地の工場では、冷えた屋根と暖かい室内の温度差が大きくなり、結露が深刻になりやすい傾向があります。
換気や除湿機、暖房の使い方の見直しで改善しない場合は、屋根・天井の温度差を小さくする建物側の対策が必要です。中村コーテックでは、これまでの施工経験から、結露対策として遮熱シート「サーモバリア」の屋根下工法をおすすめすることが多いです。
中村コーテックは、サーモバリアの施工から工場・倉庫の塗装、屋根や雨漏りの修繕まで対応しており、現場で効果を確かめてきた対策を、建物の状態に合わせてご提案できます。サーモバリアの効果を体感できる無料デモ体験も行っていますので、工場・倉庫の結露にお悩みの方は、お問い合わせフォームまたはお電話でお気軽にご相談ください。
よくある質問Q&A
現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。
ご連絡をお待ちしております
詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。
